ブライダル演奏の仕事(入場編)
管理人さとこです。
今回の記事では(すでにご存知の方もいらっしゃるとは思いますが)「ブライダルプレーヤーの仕事って具体的にはどんなことするの?」という内容で、なるべく奏者目線で書いてみたいと思います。
今は婚礼会場も演出もプランもすーっごく沢山あるので、あくまでも一例ということでご承知おきください。
私は主に日航グループのホテルで披露宴奏者をやってたのですが、大体の流れは
♪迎賓
♪新郎新婦入場
♪主賓挨拶
♪乾杯(お料理スタート)
♪お色直し退場
♪お色直し入場
♪キャンドルサービス
♪メインキャンドル点火
♪余興の歌伴
♪両親への手紙朗読&花束贈呈
♪新郎新婦退場
♪送賓
こんな感じが一般的でした。
あと合間合間に小さくBGMとして演奏したり効果音を付けたり、という具合です。
楽器はピアノより圧倒的にエレクトーンが多かったですね。
リズムが入れられる、音色のバリエーションが豊富、より壮大な音楽で演出できるので、音楽演出を悩まれてるカップルにはピアノよりエレクトーンをオススしていました。
ちょっと話が逸れるのですが、エレクトーンはヤマハの演奏グレード5級(先生の勧めで音大卒と同等の能力があると認められる…ということだったので)まで取得したんですけど、演奏技術より音色作りや即興演奏などがメインの試験でした。
受験すると決めてからはコード進行やアレンジ、フェイク、即興など勉強しまくり先生にも教えてもらいまくり(林先生、本当に感謝してます!)、エレクトーンを始めて2年、クラシック一辺倒の私でも合格することができました!
楽譜通りに弾かないことが玄人、みたいなジャンルってクラシックと真逆なので、すごく抵抗あって苦手でした。
今のエレクトーンはステージアという機種が最新のようですが、私が現役だった頃のエレクトーンはこの型のフルモデルチェンジ前のELシリーズ。
実家にもこれがあります。大体ヤマハのC3と同じくらいの値段でしたが、もう売ってもほぼ価値はありません。。
で、話を戻して、エレクトーンは音色やリズムをフロッピーディスクに記録することができるので、事前の準備は大変ですが、それさえちゃんとやっておけば、当日はここぞというところでジャーンと盛り上げたり、綺麗なオルゴールのような音でBGMとして演奏したり、とても楽ちんで盛り上がる、応用範囲の広い楽器でした。
当然のことながら場の進行に合わせた生演奏なので、例えば新郎新婦入場なら、2人がメインの高砂に歩いていき(結構時間がかかる)、到着してお辞儀をして椅子に座るタイミングで音楽を終わらせないといけません。
演奏している曲をその場でそのタイミングに合わせてアレンジし終わらせる…というのが基本。
うーん…。今思い返すとどんな感触か忘れてしまいましたが、なんとなく歩くスピードとか高砂までの距離とか、2人が入ってきた様子で瞬時に判断して大体曲のこの辺までいくかな、という予想をつけてやってた気がします。
できれば高砂到着の時にサビがくるようにするとか。
今年はコロナで結婚式が中止とか延期とか多かったそうですね。ブライダル関係の方もお仕事がなくなったりして大変だったと思います。
逆に来年はオリンピックイヤーであり、土日の六耀(大安とか友引とか)があまり良くないそうなので、土日祝で六耀が良い日はものすごい倍率になってるそうです。
管理人は今となってはブライダルとは程遠い仕事に就いていますが、時々仕事でブライダル関係の方に当たるととても懐かしい気持ちになります。
時代とともに変わる披露宴。
友人の結婚ラッシュもとうの昔に終わってるので、今はきっと私が知っている結婚式披露宴とはだいぶ変わってるんだろうなぁと思います。
0コメント