グリーグ ピアノソナタ Op.7
こんばんは!ライターHiroeです。
今日は金曜日ということで(私は土日休みの会社員なのでそう感じるのでしょうが)ホッとされている方もいるのではないでしょうか?
どんどん日照時間が短くなり、季節が冬へと向かっていますね。
管理人さとこさんがシベリウスの作品についてご紹介されていたので、私も便乗して?北欧の作曲家グリーグの作品を紹介させて頂きます。
グリーグは1843年生まれのノルウェーの作曲家で、ノルウェーの民族音楽を基にピアノやヴァイオリン、管弦楽等で多くの作品を生み出してきました。有名な作品としては「ペール・ギュント」とピアノ協奏曲 a-mollが挙げられます。
グリーグはピアノ曲も多く作曲し、ピアノソナタも1曲書いていますが正直なところ(数多いクラシック音楽の楽曲の中では)そこまで知名度は大きくないというのが(Hiroeの個人的な)所感ですが、この曲は一言でいうと「故郷を懐かしく思う気持ちや、季節の移り変わりの哀愁にも似たような気持ちを感じることができる」作品です。
グリーグは生涯生まれ故郷であるベルゲン(Bergen)の街を愛し、ベルゲン近郊のトロルドハウゲン(妖精の丘という意味)に家を建て、その生涯を終えるまでここを拠点に数多くの作品を生み出しました。
私は中学生の時の発表会でピアノソナタの第1楽章を弾きました。当時師事していた先生に選んでもらって練習していた曲なのですが、正直なところ当時の自分の技術レベルでは結構骨が折れて(というか10度の八分音符の跳躍があったので、手があまり大きくない自分には大変でした…)技術面だけでもいっぱいいっぱいだったのですが、大人になってから改めて聴いてみると、曲に込められた故郷への郷愁や自然を愛する気持ちといったものがとても強く感じられました。音楽は単純に技術的に上手かどうかということではなく、「芸術」なんだなと感じた瞬間です。
自然豊かな北欧の国々の中でもノルウェーは厳しい自然がはぐくんだフィヨルドや美しい海や森の国であり、グリーグの故郷のベルゲンはその昔ハンザ同盟の貿易基地として栄えた美しい街です。私は実は札幌の出身なのですが、北欧の国々は東京を始めとする日本の他の都市よりも北海道に気候が似ており、北欧の気候や自然にはすごく親近感を感じていました。
気持ちの良い朝に、ちょっと寒い日の昼下がりにコーヒーでも飲みながら是非聴いてみてください♪
おまけ★ 北欧に対する興味が高じて実は学生の時に(大学4年の時の卒業前の旅行で)実際にノルウェーに飛んで、興味の赴くままに自由に旅をしてきたことがあります♪
「気の赴くままにぷらぷらと(^^♪」というのは一人旅の醍醐味ですよね♪
当時の写真を掘り出してきたので、よろしければご覧ください♪
可愛らしくて、しかし美しいベルゲンの街並みと、グリーグが生涯を過ごした家の写真です。
(写真のクリーム色の一軒家がグリーグが住んでいた家です。現在は博物館として一般公開されています。)
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2020.11.14 04:34