続・音楽と外国語

こんばんは!ライターHiroeです。

今日は日中は少し暖かくなったものの、相変わらず寒い日が続いていますね。


前回「音楽と外国語」と評して記事を書きましたが、今回もまた音楽&外国語がテーマの記事になります。くどくてすみません(笑)。


去年の春からコロナ禍で仕事が在宅勤務となり、通勤時間がまるまるなくなったり、プライベートでも外出の機会が激減したことを受け、自然と家で使える時間が増えています。特に仕事の通勤に今まで片道1時間かかっていたので、往復にかけていた2時間/1日がまるっと浮いた状態で空いた時間をどう使おうかと考える機会が増えました。


この浮いた時間の過ごし方を考えた時にただ何となく過ごすのではなく、できることなら何かやって有効に使いたいと思い、この機会に!以前よりも語学学習に時間を割くことが増えました。


以前からオンラインでの語学学習はちょこちょこと行っていたのですが、今は平日の仕事の昼休みの時間や、夕飯の片付けを終えた後の時間等も利用して英会話(やドイツ語)を練習したり、オンラインの先生(Skypeを使っています)と話したり、意見交換を楽しんだりしています。


しかし、自分の母国語とは違い、外国語で自分の言いたいことを表現することはやはり簡単ではありません。(もっと語学レベルの高い方であれば何てことはないのかもしれませんが)どうしても「これってどう表現するの?」という場面は出てきます。

せっかくお金を払ってレッスンして頂いていますし、最近ではSkypeのチャットボックスに入力してもらった表現を拾ったり、また自分でも気になった点はちょこちょこメモを取るようにしています。


その上で「なぜうまく話せなかったのかな?」という点について理由づけをしています。


多くのケースでは主に原因は以下の2点に分類されます。


①語彙不足の場合

例えば「今日洗剤を1本買いました」ということを英語で言いたい場合、「買う」という単語は'buy'とは知っていても、あれ、「洗剤」ってなんて言うんだっけ…?ということはありますね。ちなみに洗剤は'detergent'と言うのですが、これを知っていれば'I bought a bottle of detergent.'というように言うことができます。その言葉を知ってるか知らないかということが影響するということです。


この場合であれば「洗剤」を表す英語が何なのかということがわかれば次からはすっと「昨日洗剤買ったんだよねー」なんて会話が英語でできるようになります(^^)


②根本的に文章の組み立て方に関する知識が足りていない場合


平たく言うとこちらは「英文法の知識がない、もしくはあやふやな感じ」ということに起因するものです。


「できるだけたくさんの時間をピアノの練習に使うようにしています。」を英語で言いたい場合、表現に迷うのは「できるだけたくさんの〜」をどう表すかという点かなと思います。そしてこれはただある単語を英語にしてあてはめるだけではきちんとした文章を作るのは難しいです。


「できるだけ〜」を表現するには'as...as possible'という定型表現があり、これの使い方をきちんとマスターした上で英語にする必要があるのです。


文章の作り方については(日本語もそうですが)きちんと決まり事があり、自分が表現したいことを文法のルールに乗っ取って色々組み合わせて作っていく必要があり、これに関しては一朝一夕で…という訳にはいきません。日頃からの積み重ねが必要です。


とここまで書いてきて気付いてしまいました。。。そう、ピアノにも同じことが言えるなと(苦笑)。


大人になってピアノを再開してからは、自分のやってみたいと思う曲を先生に相談しながら都度その時の状況や自分の技量に合わせて取り組んできました。


もちろんその時その時で練習時間がなかなか取れなかったり、なかなか超えられない壁にぶつかったりという経験は山ほどしてきました(笑)


ピアノで躓くポイント、原因も色々と分析してみたところ、大きく分けて2つありました(あくまでHiroeの場合です)



①音がなかなか覚えられない!ミスタッチを何度もしてしまう


これに関しては平たく言うと原因の大半は…トレーニング不足、というか練習不足ということに尽きます(苦笑)。というと身も蓋もない表現となってしまいますが…(^^;

レッスンの前に仕事が忙しい日がしばらく続くと細かい箇所をさらう時間がなかなか取れず、結果細かいパッセージがなかなか覚えられてなかったり、変な音を弾いてしまったりということがありました…


ただうまく弾けない原因の理由がこれであれば、ある程度練習量を積み、適切な方法、きちんと拍を取った上でトレーニングを重ねていけば克服可能です(^^)


下の楽譜はシューマンのアレグロ Op.8の一節でなかなか初見では弾きづらかったのですが、シューマンの曲は(あくまで私の主観ですが)奇をてらったパッセージというのはそこまで見当たらず、メトロノームをカチカチさせながら丁寧に音を追えば比較的合わせるのは難しくないので、土日等の時間がある際に集中的にさらうことで大分弾きやすくなりました(^^)

(ただし、シューマンは手の小さい人にとってはしんどい10度の飛躍がある作品もあり、こちらに関しては弾きこなすにはそれなりに戦略が必要かなと感じます。また「楽譜通りにミスタッチなく弾ける」ということと「音楽的表現を豊かに弾きこなせる」ということはまた別問題ということは付け加えておきます。)

②パート練習だけでは対応が難しい、根本的に色々なところの見直しが必要なケース


下の楽譜はプロコフィエフのソナタOp.1ですが、私が今まで取り組んできた中で1、2を争う難曲です。

(戦争ソナタと比較するとこのソナタはちょろいじゃん(^^♪って前に誰かに言われたことがある気がしますが…比べる次元がもう違いすぎますね 苦笑)


拍をきちんと自分でとった上で正確に音を取らないといけないと言う点は上のシューマンと同じですが、この曲に関してはまず右と左の音がぴったり合わない、音数が多いのでどれが主旋律かをしっかりと理解した上で引き分けないとただの音の洪水になってしまう、また和音も音が多い上に不協和音が鳴る箇所もあるので、旋律とバスの部分を自分でしっかりと理解した上で弾かないとメロディーが埋もれてしまう…という難易度がどんどん上がっていく要素がちりばめられています。

(楽譜が真っ黒ですね…TOT)

ここまでくると苦手な箇所や弾きづらい箇所をひとつつぶしてはいできました!という訳にはいかないので、日頃の練習でひとつひとつ身に着けてきたことをいかにうまく応用していくかという「総合力」が試されてくると言えます…。


ちなみに個人的には「脱力」についていつも悩んでいます。専門的に勉強されてきた方でも脱力を完璧にできます!という方はなかなか少ないのではないかな…と思料します。


どちらにしても弾きこなすには相当の音楽知識+技量(テクニック)+表現力+豊富な練習量が必要…ということで、へなちょこアマチュアの私ですが少しでも理想の演奏に近づけるように少しでもきちんと練習を続けていきたいと思います。


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